院長から一言

 

 現在の最先端の歯科医学では顎(あご)の関節の位置関係は頸椎の位置関係や骨盤の仙腸関節と対応があると言われております。

 これは歯のかみ合わせがずれると身体の重心が変わり、身体を変位させ、また、身体がずれると歯のかみ合わせの変位を生むということです。歪みの原因が上から(頭側から)と下から(足側から)と起こりうるのです。それぞれ個人の状態によって歪む原因の配分が違っているのです。

 例えば、身体のどこかの部分に歪みがあるとすると、その上方の椎骨(背骨)は歪みを解放する為に歪み、またその上方の椎骨はその反対側(三次元)に歪むと思われます。(内臓の腫れや筋肉の左右差や他の原因によりそうでない時もありますが・・・。)

 例を挙げてみますと丁度それは重力場において10円玉を上に重ねていくゲームでコインが仮に右側にずれていってしまい、その上に10円玉を重ねるには左側に重ねて いかないとバランスが悪くなり倒れて仕舞う事に似ています。

wpe1.jpg (4726 バイト) wpe1.jpg (3300 バイト)             頸椎

胸椎

腰椎  

仙骨

尾骨

 人は直立していることにより四つ足動物よりもバランスをとる事がとても重要に成っているのです。このバランスをとるために背骨は細かく、一つ一つが歪みを解放できる様に成っているものと思われます。

 椎骨(背骨)は歪みを解放するために歪みますが、さらに上方へいくと首が曲がる事によりバランスをとり、さらに最終的には顎の位置でバランスをとろうとします。

 噛む位置は身体が歪むと変わる可能性が有るという事です。 疲れがたまってくると歯が浮いた感じになる経験を持った事はありませんか? それがそうです。

 歯は全体的にほぼ均等にほぼ同時に当たっている事で噛む力を分散させ力学が調和されるのですが、噛む位置が変わりどこかの歯が他の部分よりも早く当たる事でその歯が自分の噛む力により傷めつけられ、凍みだしたり痛くなったり、その歯のまわりの歯茎から出血したり、虫歯になったりするのです。(勿論、他にも原因はありますが・・・・・・。)

  その状態を他のものに例えて解りやすく説明してみましょう。例えば、砂の上に杭を打ったものとコンクリートに杭を打ったものとの比較ですが、両方の杭を横からハンマーで叩くとそれぞれの杭、砂に変化が現れます。砂場の方の杭は徐々に揺れだし其の周りの砂は盛り上がり杭との間には溝ができます。・・・・・・@

このケースでは砂場の砂を歯茎に、杭を歯に置き換えて頂きますと俗に言う歯槽膿漏で歯茎が腫れたのと同じ様な状態になります。

 また、これと反して砂ではなくもっと硬いコンクリートの場合は、杭の根元からひびが入り徐々にその部分が欠けていきます。・・・・・・A

こちらのケースも杭を歯に置き換えて頂くとお解りになると思いますが、歯の付け根が楔状に欠けてきて凍みるのと同じ状態になるのです。

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wpe1.jpg (9459 バイト) 写真工事中です。

コンクリート

A

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杭(歯)を植えている骨が砂の様に柔らかいかコンクリートの様に硬いかで、でてくる症状が異なる訳です。これは、その人個人個人の体質や食事内容、生活環境等に係わるのです。いずれも原因は歯に対する横の力なのです。歯に対する横の力は歯のかみ合わせが原因で起こりますが、その場合にはかみ合わせを調整した方が良いのです。がしかし、姿勢が崩れても歯の横の力は発生するのです。古人は姿勢が崩れると歯が悪くなることを知っていたのです。

 肩が凝ってしょうがないとか、いつも頭痛持ちだとあきらめている方、またその他、身体に不調のある方、歯のかみ合わせが原因の場合がありますので、ご遠慮なくご相談下さい。

 当医院では、東洋医学の最先端と言われる波動医療、つぼ療法や気功治療、BEAM LIGHT治療(ビームライトエネルギー治療)や全身骨格調整(骨盤調整)を併用し、全身調整を行いながらのかみ合わせ治療もご希望により行っております。

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2015年 08月 12日 水曜日