身体の重心

 

 歯のかみ合わせはまっすぐ咬む上下のかみ合わせと、左右に顎をずらす横のかみ合わせがあります。顎の関節の位置は左右対称の方が健康に近いのですが、日常の環境、すなわち不良姿勢や食事時の首の向き、左右均等で無いスポーツ、歯科治療時の高さの合っていない補綴物(セラミックや金属や詰め物、)その他色々な原因により顎の位置は日々ずれていきます。顎がずれている時は身体は無意識に重心が均等でない状態にあり、そのような時にスノーボードなどをやると重心がくるっているのでなかなか左右均等な滑りが出来ません。ここで顎の動きが左右均等になるようにマウスピースを入れますと身体の重心が真ん中に近くなってきます。歯が原因で顎がずれている時は顎の位置を調整しますと重心が真ん中にきますが、手術やけがなどの既往があると歯だけでは完全に中心にならない事があります。勿論顎の位置をその状態にずらして調整することで中心に持ってくることは可能ですが、歯が原因でない場合はあまり歯を調整することは望ましくありません。

 いずれにしましても重心がずれている場合当然のことながら傾いて圧迫されている身体の部分に何かしら血行不慮がおこり症状が出てきます。血行不慮な部分の症状に対して薬を飲んでもその薬の成分は血行によりその部分へ運ばれて行くので、効果は少ししかありません。同じ薬を飲むのでも、血行を良くして身体のバランスを整え歯のかみあわせを良くしてあげると、効きがよくなるのは、お解りいただけると思います。もちろん、身体のバランスが良くなって血行が良くなれば自然に症状が消えてしまい、薬を飲む必要がなくなるのですが・・・。

 

 

 

 

 


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最終更新日: 2020年 05月 20日 水曜日