【65】神へのいざない

私は株式会社プレマのらくなちゅらる通信に毎月原稿を書かせて頂いておりますが、

『らくなちゅらる通信』が10周年を迎えられたとのこと、おめでとうございます。また、そのようなおめでたい節目に関わることができ、光栄に思います。「らくなちゅらる」という響きはとても心地良く、素晴らしい造語だと、いつも感じております。

人は痛みを避け気持ちよい方に行動する習性があることと、愛を持った自然派思考を、うまく捉えているのではないかと思います。さまざまな分野の専門家が、それぞれ独自な考え方や考察を、常識と非常識に捕らわれず、正しいと考える道を一つの冊子に文章で表している『らくなちゅらる通信』は、他に追随するものがないといえるでしょう。とても素晴らしいと思います。すべてはプレマという愛、すなわち心が中心にあるもの同志のネットワークが共鳴しているのだと感じます。

この共鳴状態は、以前、私がインドで見た光景と同じなのです。それは、何年も前のことです。私と中川社長との出会いは、ある自己啓発セミナーで偶然にも同じグループだったことに始まります。そのグループの集合場所に、最初におられたのが中川社長、そして、その次に私が訪れました。少しお話をしていると、初対面で会って2、3 分しか経っていないのに、なぜかインドの生き神様の話になったのです。

普通は、なかなか初対面でスピリチュアル系の話にはならないものですよね。私は20年も、その生き神様にお会いしたかったのだという話をすると、中川社長は「私は、昔、そこにずっといたのでいっしょに会いにいきましょう」という具合に話が進み、すでに何かに共鳴していたのです。

そして、その後、インドに一緒に行ったときに、生き神様の周りにある環境は、すべてが世界中からの寄付で成り立っているのだということを知りました。町の貧しい人々が通う病院も近くにあり、そのなかに歯科もあったので顔を出してみました。そこには世界中のドクターがボランティアで2週間ごとに来ているというお話を聞き、「君もドクターとしてまた来なさい」と言われたのです。その夢は、まだ実現していませんが、いつかぜひ、再び参加したいと考えております。

宇宙との接点「ケテル」
ケテル齒科医院にも同じような不思議な出来事がありました。ある患者さんが来院して5分も経たないうちに生き神様の話され、その日、他にも同じ生き神様のお話をされる患者さんが何名かいらっしゃったのです。前にも書きましたが、ケテルが宇宙との接点という意味合いということにも、不思議なご縁を感じてなりません。

この8月1日で、ケテル齒科醫院も開業4年目に入りました。この原稿が掲載されるのは1ヶ月後にはなりますが、同じ時期に節目を迎えられるのは、これまた面白いと感じます。節目はいろいろな意味づけをすることができます。「初心忘るべからず」「ゼロベース思考※」といった言葉があります。開業当初、なぜ東京に出てきたのかということを再確認し、いつでもゼロにできる勇気を持ち、日々進んでいきたいと思います。

東京に出てくる勇気をもらったきっかけは東日本大震災。あのとき酷にも亡くなってしまった方々のことを考えれば、命があるだけで幸せであり、今後どんな苦しいことが訪れても本当の歯科医療を提供したいと思ったからです。みなさまのご指導を頂戴しながら、『らくなちゅらる通信』同様、ケテル齒科醫院もがんばっていきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

※経験や思考の癖にとらわれずに頭の中を白紙の状態にしてから物事を考え始めること