万病を治せる妙療法   操体法

温古堂    橋本 敬三著        をご紹介します。

一部抜粋紹介させて頂きます。

健康の原理   

人間のからだのしくみ

基礎構造のとらえ方

人間は動く建物

 

 健康であることも病気であることも本人の生活次第で、どちらにでも自由になります。逆に言えば、人間の健康状態は何を基盤にして成り立っているかと言うことを知らないから健康でなくなるということになります。自分の毎日の生活でわざわざ病気になるようなことをしていながら、知らないために平気でその生活を続けていることです。しかし知ると言うことは「至知は機ならず」という言葉のとおり、何でもかんでも専門的なむずかしいことを知っていなければならないということではありません。

 現在のように細分化した専門知識を全部詰め込むなどということは人間わざではとうていできないことで、要は根本原理をしっかりおさえておればそれでよいということです。

 私は「人間は動く建物である」と考えています。簡単な三角屋根の家の四隅の柱を四本の足として、棟木を背骨と考え、これに首と尾をつければ動物であり、さらに後ろ足でたちあがったかたちが人間です。ただの建物であれば動きませんが、この建物は動き回ると考えてください。動くからこそ、からだを操って健康を守ろうという理由も出てくるわけです。建物に構造上の狂いがあっては健康はまっとうされない。そればかりでなく、動き方にも故障があってはならない。構造にも動き方にもちゃんと自然の法則があるのです。これが人体の基礎構造です。

 構造からも想像できるように、一カ所が動けば、それにつれて他の所も必ず動かなくてはならないようにできているわけで、これを同時相関関連動性といって、そのためには運動の法則があるのです。ところがこのことを知らないために、人間はしばしばその法則を無視した運動をして骨格の歪みができます。

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2015年 08月 12日 水曜日