成長発育期のお子様を持つ方へ
顎の発育が狭く歯が並ばないお子様が多くなってきております。これには軟食傾向が考えられ、咬まなくなった事による結果であります。顎は細い小顔が世間では好かれますが医学的に申しますと人間が退化している訳であります。もっと大きく話を進めますと人間の回りの環境があまりにも便利になり車社会で歩かなくなったりと、 筋肉を使わなくなった事によるもので、人間の退化の症状であります。視力の低下なども、筋肉を使わないことにより調節が効かない症状であります。しっかりした顎を発育させる環境をつくり、良いかみ合わせを与えると視力も回復する方が多くいらっしゃいます。
お子様の食べている時の姿勢を観察していただきたいのですが、通常テレビなどは昔の方はテレビを消して姿勢を正して食べていましたが、昨今は情報時代ですので、そうはいかなくテレビを見ながら食べるという方が多くなってきたようです。もしもテレビが右にある為に、食事しながら首だけ右を向いて食べている状態があり、それが習慣性に続きますと顎の発育並びに歯の並び具合が左右非対称になってきます。また、女の子に多いのですが床に座った時に正座をしていれば良いのですが、そこからお尻を左におとして座る事が習慣的になりますと、骨盤は変位し背骨は曲がります。それ故歯の並びも左右対称では無くなって来ます。
成長発育期では左右対称な筋肉を鍛えるスポーツや普段の姿勢がとても大切であります。一度食卓の座席を検討してみては如何でしょうか。咬む力がかかる時に首が捻られると上と下の歯の位置が咬みあわなくなり、咬んだ瞬間に痛みが出てくる事がおき易くなります。また、電化製品が身体に接触する機会が増えているため電磁波の影響など、筋肉は実は悲鳴を上げています。人間の身体は微弱な磁石ですから、当然気の流れなどにも影響する訳です。
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2015年 08月 12日 水曜日