妊娠中の噛み合わせ

 妊娠中のお母さんの歯が悪くなるのは?

 妊娠中にお腹の中の赤ちゃんにカルシウムを取られるから、お母さんの歯が弱くなるとよく言われます。また、妊娠中のホルモンの影響で口の中が酸性になりやすく、また、歯の手入れが面倒になるからとも言われています。

 果たしてそれだけなのだろうか?と思い返してみるともっと重要な因子が有る事に気づかされました。それはというと妊娠してからお腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれ、お母さんのお腹は大きくなり、それに伴って脊椎の彎曲がかなり強くなってくるのが見受けられます。これによって上方の椎骨がバランスを取らざるを得なくなり胴体と頭との位置関係にも変位が生じ、噛み合わせが多少なりともずれ込むために歯がゆすられ、歯茎から出血し易い状態(妊娠性歯肉炎)が発症するのではないかと思いました。また、歯がきしむ事により虫歯が発症するのだと思います。

 やはりそういう時こそ歯ブラシをしっかり当てて歯周ポケットの中をきれいにしておく事が大切であると思います。

 

 

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2015年 08月 12日 水曜日