【90】身体が求める波動

身体の臓器や器官、組織はそれぞれがその機能に必要な形を成しているだけでなく、さまざまな色をもち、特有の波動(波長)を出しています。そのことを基本に考えると、どこかの組織の具合が悪くなったときには、その組織のもっている形や色、音(周波数)が乱れていると考えられます。そこで本来の波動に同調させることで、悪い部分が消えたり、具合が良くなったりするのではないかと予測がつきます。同調させるというのは、乱れている波動にその組織が本来もっている固有の波動に戻るような修正波動を当てるということです。

身体が一番波動を感じやすいのは、音楽を聴くことだと思います。大音量で音楽を聴いてみると、その音のバイブレーションが身体の細胞を振動させるのがわかります。そのバイブレーションはそれぞれの歌い手の歌声や音程、その音楽のなかの「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」「ド」という音階の使い方により違います。探し出すのは難しいかもしれませんが、たとえば、のどが痛いときには誰々のこの曲が私には合うといったことが、必ずあるはずなのです。これはみんな同じではなく、人それぞれの体格や周りの環境、地球における位置など、宇宙規模でその人を取り巻くさまざまなものが、その人に合う音を導き出すのだと思います。この人のこの曲が好き、聞きたいというのは、ただ単にはやっているからという場合と、直感が選んだ場合、すなわち現時点で身体が欲している波動だからという場合とがあるのかもしれません。

人間は光が物質化したものといわれます。目には見えませんが、人にはチャクラという7つの色をもつエネルギーの大きな輪があります。実は、そのそれぞれにドレミファソラシドの7音階が対応しているのです。また、虹の7色はチャクラの7色になっています。

身体で7つのものというと、歯は左右に7本(親知らずを入れれば8本ですが)、頸椎の骨は7個です。また、暦は1週間が7日です。そろそろなにが言いたいか察していただけたかもしれません。それらはすべて、7つのチャクラに対応しているのではないでしょうか。

病気の原因
病気になるということは、健全な波動が乱れることをしているということです。人間関係も波動に影響します。人に迷惑をかけている人や、人を人だと思わないような環境にいる人、間違っている方向に進んでしまっている人などは、波動が乱れています。また、食べ物で波動が乱れることもあり、自然な波動をもっていない人工的に加工された食品や、農薬漬けの作物、トランス脂肪酸などの質の悪い油なども影響するわけです。

今、なにか体調のすぐれない方、物事がうまく運ばない方などさまざまな方がいらっしゃると思いますが、今一度自分の周りの環境を整え、自分の行動を顧みることが大切なのではないかと感じます。これは私自身にもいえます。「病は気から」といわれますが、病気の「気」から立て直してみることが大切なのではないでしょうか。「気持ち良く暮らす」には、自然の流れのなかで直感を信じ、我欲に走らず、誰か人のために行動していくことが大切だと感じています。

過去の連載や今回の話からもうお気づきかもしれませんが、虫歯は、頸椎や姿勢の歪みなどを支えるためにできます。だから、その虫歯を削って治すにはとても注意が必要で、安易に削ることは避けなければなりません。なぜなら、貴方の身体の支えを失ってしまうからです。

原因不明の体調不良も、もしかしたら気がつかないうちに身体の支えを失っていることが原因かもしれません。そういうことを考えに入れてみても良いのではないでしょうか。