1年前の夏、首の手術をする病院の同意をその日の午後にするという患者さんが朝来られた。痛みがあって本人は手術する覚悟は出来ているようでした。私の知人のお母様でしたので、自分の母親なら絶対手術はさせないという話をしました。手術が悪いのではなく、後遺症がでないこともあると思いますが、もしかしたらでると心配だと思うからです。それは自分の膝の手術を経験しているので、歯科医師として身体の構造上色々複雑な関係性を体感していたからでもあります。
最後の選択として、ケテル齒科醫院で治療後も変わらずに痛みが続くようなら手術すると仰ってもらえました。その方の歯のかみあわせがとても低い状態でしたので、かみ合わせの高さを調整することで首にアプローチできると確信していたからです。
現在は手術なしでピンピンしておられ、骨粗鬆症の薬も飲んでいた方ですが、薬を飲まずに骨密度はその方の平均年齢の200%になっていました。やはり歯のかみ合わせで骨格構造を正し、食事や栄養療法で血液が綺麗になり、また、細胞環境がよりよくデザインされ、治癒への道が開けたのだと思います。
患者さんの笑顔がとてもうれしいです。