どうしてもその歯を治療しなければならなくなり、治療を開始しました。その歯はその方自身を支えている歯なので必ず何か症状がでるだろうと予測していましたが、非常時にはマウスピースを入れられる体勢を作り治療を開始しました。後日、手足の痺れがでました。患者さんは歯を治療したからしびれがでたという認識は持っていないので、整形外科と脳の検査を受けられたようで、それぞれに異常が無いことがわかり安心してはいましたが、その後の来院でまだ痺れがあるというので状況を確認し、かみ合わせの調整をしました。瞬時に痺れは消えていきました。顎の位置を決めるかみ合わせは神合わせというようにとても奥が深く神秘的だなと思います。歯を触ることがないように虫歯や歯周病予防に取り組むことが大切です。