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西洋医学と東洋医学

西洋人には西洋医学、東洋人には東洋医学が適するのではないか?とかつて思った事がある。
もちろん私は西洋医のはしくれだが・・・・・・。

想いのちがい

日本は単一民族であり保守的な部分を持っている様な気がする。
手術で身体にメスを入れるという事、言い換えれば身体に刃物で傷を付けるという行為はどちらかと言えば西洋人よりも日本人の方が抵抗をもっていると思う。何故なら自分では意識していなくても、日本人の心の中には武士の切腹を思いださせる何かが有るからだと思う。
但し、今の若者には当てはまらないかもしれない。

最近、欧米並に犯罪が増えてきて、平気で他人の身体や心まで傷を付け、すぐ嫌なことがあると人を殺してしまうような自分をコントロールできない弱い人間が多い事や親から頂いた大切な自分の身体にも簡単にピアスやTATOO(タットゥー)の様に傷を付けてしまえる人達には其の様な感覚は持ち得ないであろうと思う。
(東洋医学には,つぼ等身体に反応をおこすポイントが沢山あり,そういうところに穴を開けたり色を付けたりすればそこに対応する組織に何らかのトラブルがでるのは当然の事だと思うが、見た目のファッションの方がそういう事より優先されてしまうのである。「もちろん其の様な反応があるという事は知らないのであろうが・・・・・・。」)

骨格のちがい

アメリカに歯科の咬み合わせの勉強に行く機会があり、その治療の方法を手に手をとって教わった。 実際に日本に帰ってから実践してみると、なかなか上手くいかず苦労した事があった。そこで色々考えてみたのだがアメリカ人と日本人の違い、また西洋人と東洋人の違いをよく考えてみた。
まず第1に骨格である。私は 骨格が違う事を思い知らされた。

それはというと、私は身長が183㎝、体重は96㎏と身体が大きく、日本で洋服を買うのは一苦労である。良いデザインの気に入った洋服を見つけ、着てみると何と袖や裾はツンツルテンでバカボンの浴衣状態に成ってしまう。(たまの休みに温泉へ行き浴衣を着てもやっぱりバカボンの出来上がり・・・・・・。)ところがアメリカへ渡りショッピングをしてみると、何と私の丁度良いサイズの上にさらに3段階も4段階も大きい服があるではないか。アメリカ万歳!・・・・・・。

骨格という事でもう1つ感じた事がある。サングラスである。私は東洋人特有の短頭型の顔貌をしており(わかりやすく言うと顔の幅がある)日本では、なかなか似合うサングラスを見つける事が出来ないでいた。
せっかくアメリカにきたのだから合うサングラスをさがして買って帰ろうと思いショップへ行くとあまり幅の広いものが無いことに気付かされた。よくよく考えてみるとどちらかと言えば西洋人は長頭型で有る。(顔の幅が狭く奥行きがある) これをもっとかみ砕いていくと、顎の関節の距離がアメリカ人の方が小さく、歯列弓の奥行きがあるのに対し日本人は顎の幅が大きいと思った。

また、アメリカ人と日本人の食生活の違いを考えてみると、アメリカ人の方はどちらかというと肉食中心でかみかたは縦に咬むタイプ、日本人はどちらかというと穀物食(草食)中心で横に咬むタイプが多い様な気がする。

以上の事をまとめてみるとアメリカ人は顎の幅が狭く奥行きがあり、さらに咬み方は縦という事で日本人より顎の位置が横に動き難いという事が考えられる。

 

西洋人 東洋人
顔の幅
頭の奥行き
顎関節の距離
かみ方
歯科治療の姿勢 水平位 座位

(勿論例外も多々あると思いますが。)

これらの事から思う事は東洋人の方が顎が横にずれやすい、言い換えれば顎関節の位置が変位し易いのではないかと考えられる。

奥に眠るもの

 50年くらい虫歯が1本も無かったのに最近虫歯ができはじめたという方が来られた。歯並びはそこそこ綺麗に並んでいるが顎が右に動かない状態だった。よくよくレントゲン写真を撮ってみると左の顎関節は変形して癒着しているくらいの状態だった。その方は身体の症状は一切無いのですが夜眠れないという。一晩に2,3回は周期的におきてしまうという生活をここ10年くらいしていたようです。本当の虫歯の原因を突き止め根本治療を始め4回目くらいで、初めて5時間寝れましたと言われた。治療の何かが身体に響いているのかもしれない。

マウスピースの力

 舌ガンで舌を半分再建された方が来られた。夜2時間毎に起きてしまい、深く眠れず疲れがとれないと仰った。舌は筋肉なので半分の筋肉がうまく動かなく、左右の歪みを生じてしまうために頸椎がずれて睡眠障害が出ているという見立てをした。
マウスピースを入れ頸椎2番付近の状態を整えてあげると深い眠りにつかれ、今は朝まで1回も起きないで寝ていられるという。マウスピースの底力だと思った。

手足の痺れ 神合わせ

 どうしてもその歯を治療しなければならなくなり、治療を開始しました。その歯はその方自身を支えている歯なので必ず何か症状がでるだろうと予測していましたが、非常時にはマウスピースを入れられる体勢を作り治療を開始しました。後日、手足の痺れがでました。患者さんは歯を治療したからしびれがでたという認識は持っていないので、整形外科と脳の検査を受けられたようで、それぞれに異常が無いことがわかり安心してはいましたが、その後の来院でまだ痺れがあるというので状況を確認し、かみ合わせの調整をしました。瞬時に痺れは消えていきました。顎の位置を決めるかみ合わせは神合わせというようにとても奥が深く神秘的だなと思います。歯を触ることがないように虫歯や歯周病予防に取り組むことが大切です。

耳鳴りや目眩、その他の全身症状

 ある歯科治療をしたことで、耳鳴りが9割なくなり、めまいの幅も少なくなった。そして夜、睡眠中に必ず何回かおきていたのに、朝までぐっすり寝ていられる。
首肩の凝りは8割消失し、とても快調になってきたと患者さんが仰った。この患者さんに限ってなのかはわかりませんし、顎関節の位置の変位が耳石とかの環境に影響しているのかはわからないが、歯科の役割は大きい。

歯石の意味するところ。

 歯石を取りましょうというのが歯科界の常識になっています。一応細菌説で歯石には細菌の死骸の塊でというのが今の西洋医学のようです。歯石はなぜ付くかというと歯の撓みという物理的な事もありますし、その方の体質、所謂唾液中のカルシウム成分が多いために、即ち骨や歯のカルシウムが血液中に入っていますよというサインなのです。その本当の原因はその方の食事が肉食であったり、牛乳などの乳製品を多く摂ったり、竹輪などの練り物が多かったり、コンビニのお弁当が多かったりと、P成分が多い食事をしていることでも歯石が付くのです。身体が酸性に傾いていますよ、食生活を改めなさいというサインなのです。

歯を削る事について

人は直立していることにより四つ足動物よりもバランスをとる事がとても重要に成っています。このバランスをとるために背骨は細かく、一つ一つが歪みを解放できる様に成っているものと思われます。

椎骨(背骨)は骨盤の歪みや内臓の腫れなどによる歪みを解放するために歪みますが、さらに上方へいくと首が曲がる事によりバランスをとり、さらに最終的には顎の位置でバランスをとろうとします。という事は同じ意味合いを持たせると歯は骨であると言えると思います。勿論歯の成分も骨に類似しています。

歯は体外部からの刺激(酸性やアルカリ性のものとの接触や熱い物冷たい物との接触・固い物を咬むという機能)を常に直接受けている事やプラーク・細菌感染等により歯の周りの衛生状態が支持組織の崩壊を引き起こすというところは骨とは違うところかもしれないが、なるべく歯医者さんにかからない様に常に全身を健康に保ち、もちろん歯の健康をも保つ様に努力したいものである。

何故ならば歯を削るという事は身体の骨を削る事と同じだと思うから。

【その人を取り巻く環境】食生活の変化

現代ではスーパーにありとあらゆる食品が並んでいる。其の中で本当に人が食べて良い物はいくつあるのだろうか?殆どの方は売っているんだから食べても良いと錯覚を覚えているのが通常であると思う。食品添加物、環境ホルモン、・・・・・・等々。

あまりにも多くの毒素を採り入れてしまう為、身体が退化しているのである。現代人は食品添加物の防腐剤を多量に取っているので死んでも腐らないなんてどっかの本で読んだ事がある。(経口以外では化粧品の防腐剤パラベン等々?)

食事の事で私にインパクトを与えてくださったのは、WESTON A. PRICE,DDS著、片山恒夫先生訳の「食生活と身体の退化」という本である。
この本では、黒人部落の原始的な生活をしている未開種族が近代文明と接触した時点から多くの者の健康状態が悪化してきている事実、また、現代食を摂った者の次世代の者、また次世代の者と顔の幅がどんどん狭く成ってくる事により歯の並びが悪く成ってしまって来ている事実、生命があらゆる面で十全であるためには、母なる大自然に従って生きなければならない、という事等が書かれている。

夫婦は似ている

長年付き添っている夫婦は顔形がどことなく似ている。どうして?と考えてみると、同じ生活をし同じ物を食している為であると思う。
我々動物は外界(自然界)から物を摂り入れて生きている。おそらく動物は食べる物の栄養素やエネルギーやその性質などによりある程度の支配を受けていると思う。この食べ物のこの部分は身体のここの部分を形成するとか言う様に・・・・・・。

母親の妊娠中の食生活、赤ちゃんの母乳の必要性

妊娠中の280日を人類の進化に合わせて表現している書をご紹介すると

最も大切な事は、妊娠中の母親の食事です。280日という妊娠期間は、進化年数でみれば28億年という時間に相当する事になります。地球誕生は今から約46億年前、生物発生は約32億年前になります。生物は32億年という年月をかけて、単細胞から多細胞、無脊椎動物から脊椎動物、両生類から爬虫類・鳥類・哺乳類から猿類、そして類人猿から人類へと進化してきました。両生類が現れるまでに約28億年が過ぎています。その28億年の海中生活の全ての進化プロセスを、人類の赤ちゃんは羊水(海水とミネラル成分はほぼ同じ)の中で繰り返しています。このように、進化の頂点に立つ人類は、全ての下等生物の進化形態を引き継いでいるのです。例えば誕生の瞬間、海中から陸上へ上がってきた両生類の時期、やがて這い始めた時が爬虫類、高這いの時が原始的哺乳類、つたい歩きの頃が猿の仲間たち、よちよち歩きが類人猿そして、しっかりと二本の足で立った時が人類の誕生といえます。海中生活の28億年の進化過程を280日間で、陸上へ上がってからの4億年を400日間という短い時間でそれぞれ達成するために、胎児は、胎盤を通じて濃い100%の完全肉食で育ち、また赤ちゃんは薄い状態の100%の完全肉食(母乳)で、それぞれの期間を成長することになります。進化年数でみると、妊娠中の24時間、即ち1日が1千万年にあたり、誕生後の24時間は100万年に相当することになります。もし、妊娠中の母親が毒性の強い薬を3日間飲んだとしたら進化年数では3千万年に相当し、当然進化のプログラムに間違いが発生し、奇形児の誕生の可能性が高まることになります。このように、妊娠中の母親の食生活における農薬・薬・食品添加物・重金属・塩素(水道水)、そして白砂糖等々の害は、大変危険なものとなるわけです。また、肉食か菜食かによっても、其れによって作られる血液の性質が、即胎児に影響を及ぼすことがわかります。1日はただの1日ではなく、進化年数で1000万年に相当することをよく理解しなければなりません。また、誕生後400日間の1日1日が、進化年数の100万年にあたり、哺乳類から人類までの脳の進化という人間にとって最も重要な時期になります。此の時期に、人類よりも3段階も低い哺乳類である牛の乳を与えることは、人間としての脳の発達を考えるならば、決してしてはならないことになります。あくまでも母乳で育て、進化の道を誤ってはなりません。・・・・・・

書籍引用 「チャクラ健康法の驚異」 廣済堂 田村勝昭著

このような考え方も今の医療に欠けつつある事ではないかと思う。

電子レンジ

<食べ物を早く温める事が出来るのでとても便利である。
電子レンジを使用すると食品のタンパク質が変性してしまうと聞いたことがある。
プラスティックの容器が溶けてしまう事からみてもかなりの威力である。自然の状態の原子、電子、分子、・・・・・・等の性質、配列は変化しないのであろうか?疑問に思う。これも見えない世界であるので、とても怖いことだと思う。/p>

遺伝子組み替えや魚の養殖

最近、遺伝子組み替え食品の事が話題になっている。我々が食する食べ物の遺伝子を組み替える事によって、生産者側は害虫が付かなく見た目形や色の良い物を作れ、よりおいしくより低価格に大量生産できる・・・・・・という事が多分ねらいだと思うが、はたしてこれは身体にとって安全なのであろうか?虫が好まない物を人間が食べていいのだろうか?動物は自然のままの食べ物を食する事が一番良いのではないだろうか?と思う。仮に上記(夫婦は似ている)したように食べ物によって顔形等が変わるとしたら、遺伝子組み替えの食品を食べる事により人間の遺伝子も組み変わってしまうのではないか?と思う。
また魚も養殖がとても多くなった。ある本によると養殖の魚には病気に罹りにくい様にと大量の抗生物質が投与されているらしい。
とても怖い事であると思う。

【その人を取り巻く環境】生活環境の変化

人間が便利さを追求しすぎる為に発達した電気製品から発生される電磁波等がある。今はだれしもが携帯電話やポケベル、コンピューター、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、AUDIO、ドライヤー等の幾つかをを持っている時代になりつつある。もちろん私も持っている。

電気製品からは目に見えない電磁波がでるが、その電磁波が身体に与える影響は計り知れないものがある。
高圧送電線の近くにはやはり電磁波が強く有り、その近くに住んでいる人達には白血病や脳腫瘍の発生率が通常より高く有るという統計もある。

先進国の中で超低周波の基準がないのは日本だけで、以前携帯電話が電話機種料金が0円という時代があったが、それは外国に大量に日本製の携帯電話が輸出されたが、海外の基準に適合しない為返品され日本国民にまかれたという話しも聞こえてきている。福島第一原発のときもそうだが、どうして真実を隠すのか。見えないものにより病気が発症されてしまうのはとても残念で怖いことである。

其の人自身の問題として

人間が作った枠

人は目で見える物しか信じられない教育をされていると思う。それは生まれてから時間が経つに連れ人間が作った枠の中の常識に洗脳される為で有る。例えば、其の個人に名前を付けるところから始まり、信号は青で渡り赤で止まると言う様に、人が作った規則 決まりの中で生活しているからであると思う。(もちろんとても大切な事であるが・・・。)

座禅修行

以前お寺に隠って座禅修行をしていた時の事、5日間人と目を合わさず、会話をせず、所謂精進料理を食し、朝4時から夜9時まで座禅会を終え「俗世」に出た時、なんて生きてるって(息しているって)幸せなのだろうっと思った記憶がある。人は脳が発達している為に「あーでもない、こーでもない」と考え、更に妄想してしまい今を見えなくしてしまう。今までなんて小さい事に悩んでいたのだろう?とも思った。

お坊さんにどうしても聞きたかったので相談したことが有る。それは、「私はとても優柔不断でいつも物事を決めかねてしまうのでどうしたら良いですか?」っと尋ねると「君は優柔不断と決めつけられるくらい頑固です。」っと返された。
一休さんの珍問答みたいであるが、なるほど!っと思った。まさに目から鱗である。

最近の研究では座禅の下丹田呼吸法は脳内のセロトニンを活性させることがわかっています。もちろんお経もその呼吸法ですから。そしてそれは脳脊髄液の環流にも関係がありα波を放出し癒しと関係があるのです。