皆さん、突然ですが、「ローマの休日」という映画をご覧になったことはありますか? オードリーヘップバーンのデビュー作としてはあまりにも有名ですが、この映画「ローマの休日」が語ることは、何だと思いますか? 改めて考えたことはありますか? 感じ方は人それぞれですが私はこんな風に感じました。人はそれぞれにそれぞれの喜びや悲しみ、苦悩を抱えている。(一見華やかに見える世界でも……)そして人には必ず与えられた生き方や仕事、そして使命がありそれを全うする義務がある。しかしたとえその道が叶えられなくてもくさらず、その道を楽しめる心を持つこと。この世に生を受け、自分はどういう生き方をしたいのか。そしてどうしたいのかを一つ一つ決定して決断していくこと。そして心から愛する人の幸せを願う・・・・・・。他の人の幸せを願うことは自分にとっても最高の幸せの型である、と説いているように私は感じました。素晴らしい映画や絵画、音楽、書物、そして脳に直結する匂いなどあらゆる五感、六感に語りかけるものは私たちに考える時間と豊かな癒やし、心の充足、そして新たな発想を与えてくれます。人はそれぞれに目からくる情報、耳から入る情報などへの感じ方や感じやすさ、理解のしやすさ、心への響きやすさが違います。もし活字が苦手なら耳や映像からの情報を選択すればいいし、人それぞれで無理をすることはないと思うのです。
その人の立ち位置を認識し、その役職を全うできたなら幸せです。私は皆様の沢山のお力をお借りしてお陰様で西麻布にケテル齒科醫院を移転することが出来ました。この場をお借りしまして沢山の皆様に応援、御支援いただきましたことを心から御礼申し上げます。有難う御座いました。
震災で命を失った方がたくさんいる中、生かされている自分の職務を全うすべく、何も恐れずに皆様の心の声にお答え出来ますように微力では御座いますが臨床を通じて努力してまいりたいと思っております。