【8】量子力学的思考と医学

自然界ではどんな現象にも固有のリズムが認められます。そのリズムがもっとも長いサイクルを持つのが天体で、光年という長い年月をかけて、誕生と消失を繰り返しています。 また、ミクロな原子やそれ以下の粒子は1秒間に1兆回という周期で振動しています。 小宇宙人体も生命そのものの中にさまざまなリズムがあります。生命のもっとも長い周期は誕生と死であり、その間に生体を構成する原子が現れては消えていくのです。例えば卵巣の機能サイクルが1ヶ月前後の28日周期をもつことは有名であり、月経と言って月のリズムと同調しています。粘膜である歯茎は1週間で細胞が入れ替わると言われており、皮膚はおよそ1ヶ月(28日)、骨はおよそ6ヶ月で変わると言われています。また構造的にはすべての物は原子からなり、さらにミクロにみていくと原子の周りを電子が回っています。中学の理科ではないですが周期表をみますと、水素には電子が1つ、酸素には電子が8個という風にそれぞれの原子の周りには電子が回っているのです。そしてそれらはそれぞれ固有の振動数を持っているのです。 またマクロな構造では太陽系では太陽の周りを各惑星が周期をもって公転しています。ミクロもマクロも周期は違いますが、何か共通点があり同じような動きをしているように思います。月は地球の周りを回っています。月と地球の関係は満潮や干潮、満月のサンゴの産卵など様々です。また、身体の臓器や各部の名称は月が付くものが多く、腰は「ニクズキ」に「カナメ」と書きます。そのほか例えば肝、肛、肘、肩,股、肺、胃、胎、胆、背、胸、脇、胴、脊、脈、脚、脳、腋、腎、脾、腕、腸、腹、膝、臓・・・などがあります。 月は地球の周りを回っているので、地球に住んでいる人間にはとても関係があるということを字があらわしているのだと思います。古人は月と人間の関係を知っていたのであろうことが推察される訳です。振動数や周期は物理学では波動の一部で、波動は何らかの物理量の周期的変化が空間方向に伝播する現象を指していることを言うのです。 現代の量子力学の波動力学では、物質も波動であるとされています。また意識については色々な考え方があるようですが、「病気」は「病」は「気」からと言われるように、意識と物質は量子力学的に繋がっていると古人は知っていたのでしょう。歯科医師は科学者でなければいけませんが、この世の中で科学で解っていることは1%に満たないと言われ、残りの99%は未知の領域でわからない訳です。しかし上記のようなことを踏まえて考えてみますと、意識や想いは実は周りに伝播し、他人との間で波長が共鳴したり反発したり、また物質との間でも同じようなことが起こっていることがわかります。思考は現実化される訳ですから、健康を考えるには常に自分の想いを正しておくことが大切です。怪我や病気、色々な不運が襲いかかるのですが、なるべくそのようなことが起きないように心を磨くことが大切です。またもしそのような状況に陥ってしまっても常に心を磨き想いを自分の為ではなく他人の為、物の為、に持ち、反省、内省する心を持ち、感謝しプラス思考で乗り越えていきたいものです。貴方の想いは小宇宙にも大宇宙にも波動として飛んでいるのですから。健康は肉体的要因も勿論大切なのですが、一番大切なのは心の持ち方なのではないかと思っております。