かみ合わせ・矯正治療

かみ合わせ治療

治療の目的

頭蓋に対する蝶形骨の位置を改善するために、顎の関節における下顎の位置を一番良い位置へ誘導すること。それにより副作用としてがんを始めとする全身の病気の改善を期待すること。

顎関節と歯の関係

頭蓋を横から見たモデルでご説明。※このモデルは立体を平面にしているので左側だけを説明します。本当は右側もあるという事をご留意下さい。

正常モデル 正常モデル

写真は噛んだ時の顎の位置にずれが無い状態です。

正常モデル

写真は顎関節部の拡大。
ゴムの走行は筋肉であるが顎関節のずれが無いので筋肉も調和してリラックスしている。

早期接触時(悪い噛み合わせ) 悪い噛み合わせ

この時点では顎関節の位置のずれは起きないが上下の歯が1点でしか当たらないバランスの悪い状態なのでこの状態を持続することはできない。

悪い噛み合わせ

歯の1点だけが過大な力を受けると歯の根本にある歯根膜という感覚受容器が感知し脳に情報を伝達、さらに脳はその状態が続くと身体にとってうまくないので筋肉にそれを逃避または攻撃させる様に指令を出します。

▼ 更に咬み込むと歯の斜面に沿って顎がずれます。 ▼ 早期接触から咬み込んだ位置(悪い噛み合わせ) 悪い噛み合わせ

一番上の正常な噛み合わせと違い、奥歯が早期に接触し、そこから咬み込んだ状態で正常な位置よりも前下方へ顎が出ている。

悪い噛み合わせ

黒く印記した部分がずれているのが解るが上下の歯を噛むことによって顎関節がずらされている。この状態では筋肉に異常緊張がおこり頭痛や肩こり、腰痛などの全身症状がでてきても不思議ではない。睡眠をきちんととっても疲れが取れないのは、寝ているけれども上記の様な指令がいつも出ているからである。この状態で長い時間が経つと自律神経が失調するものと思われる。この位置で噛むことが長いと右と左のづれが脳頭蓋底の骨を変化させる。脳頭蓋底には三叉神経や顔面神経、視神経などの重要な神経が出入りする所がある。

小児咬合誘導(矯正治療)

治療の目的

顎の動きを左右対称にする事で咀嚼機能を高め、顔や頭や脳等の発育をバランス良く促しまた、全身との調和を図ろうとする事。それによって大人の歯が生えてくるスペースを確保しようとする事。

症例写真

症例1
術前 術前

このまま放置してしまうと100%前歯の前後関係は改善されない。たかが歯並びと思われるが、将来この歯並びが引き起こす症状は計り知れないものが有る。

術後2ヶ月 術後

何れの症例も矯正のワイヤー等は使用せず、左右均等に噛ませる事だけに焦点をおいた。(ジグを使用すればもっと早く前方に出るが、これらの症例は使用していない。)

症例2
術前 術前

顎が左右均等に動かない要素が有ると、当然頭の形や大きさにも左右差が現れ、更には脳の発育にも影響を与える事が予想される。

術後 術後

この症例は約15日で上顎右側第一中切歯の1歯反対咬合は改善された。(術後の写真は半年後です。)

症例3
術前 術前

最近、これらの症例の様なお子さんが多い事が気になるが、やはり食事の内容が現代食になり、全身を使って遊ぶ事ができない環境等の因子が大きく関与しているものと思われる。(その以前には母親の妊娠中の食生活やその子が母乳を飲んだかどうかがそれらよりももっと大きな因子であると思う。)

術後2ヶ月 術後

この症例は女の子であるが術前のまま放置してしまうと中顔面の発育が出来なくなり陥没したバランスの悪い顔貌となってしまう事が予想された。

症例4
術前 術前

矯正治療前の写真です。

術後1年 術後

この患者さんは3歳児検診で偶然出会った。当初頭の形は左右非対称であったが、ここまでくると頭の形も、とてもバランスが良く成っている。目にみえない内部諸器官のバランスもとれているであろう。

上唇小帯と舌小帯について

昨今、食生活が乱れ軟食になってきていることなどにより歯の並びが悪く矯正を必要とする患者様が多いです。また、母乳で育っていないお子様が多くなってきていることも時代背景と連動し多くなっています。上下の唇をめくると真ん中に筋のようなものがあり、これを小帯と言いますが、この小帯の位置が歯の方に長く付いているお子様が非常に多いです。このままにしておくと大人の歯に変わったときに歯がくっつかないとよく言われますが、実はそれよりももっと大切な事があります。その小帯が歯の方に付いていることにより唇を「う」と発音したときの形がその筋がひっかかってうまく作れません。この唇を尖らす動きが実は前歯の位置を正常な位置へと導く事が考えられるため、歯が前に出ることをおさえつけてしまい顎の正常な発育が出来ないものと考えられます。
歯は唇と舌との間に自然に放出するのですが、唇がうまく機能しないと正常な位置に歯が並びません。舌の裏側にも筋があり、また下の骨と舌との間にも筋があります。ここでも舌がおっぱいを一生懸命吸うことで筋肉(舌)が鍛えられるのですが、それをしてこないが為に舌がうまく持ち上がらなく気道をふさぐように奥に落ちているお子様が非常に多いのです。昔お産婆さんがいらした頃には生まれてすぐにその舌の裏側の筋を切っていたのですが、最近は出産の形態も変わりそのようなことをしなくなったということにも関係があり、舌が咽の奥にはいっていてなかなか前に持ち上げられない、舌の先を上に上げられないお子様が多いのです。歯並びを治す為の矯正治療も必要なのですが、その前に機能異常をおこす原因となる形態異常を治さなければなりません。機能と形態には1:1の対応があるのです。飛行機は空を飛べるように羽根が付いています。車は道路を走れるように丸いタイヤが4つ付いています。電車は線路があります。というように機能と形態は関連しています。人間の身体の機能と形態も同じです。機能を整えると形が正常化しますし、形を整えると機能が正常化します。これは姿勢を正すと身体の機能が良い状態になり、そのために気持ちも良くなります。姿勢は大切で形から入る事も一利あるのです。歯並びも顎の運動を考えると、ある形態が一番機能しやすい事がわかります。歯並びは大切です。

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